ブレイクダンス「ヘッドスピン」大阪ダンススクールがやり方を解説
投稿日:2024年4月8日更新日:2024年4月26日
こんにちは!大阪ダンススクールリアンの池田いくみです。
ブレイクダンスで思いつく技と言えば、「ヘッドスピン」ではないでしょうか。ヘッドスピンは難易度の高い技ですが、しっかり練習を積み重ねればできるようになります。
今回はヘッドスピンのやり方、そしてヘッドスピンのギネス世界記録保持者である日本人ダンサーについて解説します。
<目次>
ヘッドスピンとは?
ヘッドスピンとは、三点倒立の状態から頭を軸にしてクルクル回転する技のことです。ブレイクダンスの中でも、「ウィンドミル」と並ぶ代表的な技として知られています。
日本では、ヘッドスピンのギネス世界記録保持者の大野愛地(AICHI)さんが有名です。
ヘッドスピンのやり方
ヘッドスピンのやり方を解説していきます。
三点倒立を安定させる→少しずつ手で漕いで回る感覚を覚える→回る数を伸ばしていくのが基本の流れです。
①三点倒立を習得・安定させる
まずは基本の三点倒立ができるようになりましょう。
三点倒立のやり方は、頭頂部を床に付けて、顎を引いて重心をまっすぐに保ちます。ここで重要なのが、手ではなく頭に重心が乗るようにすることです。
初心者の場合は、十分なスペースと滑りやすい床で、ヘッドスピン用のヘルメットを被って練習するのがベストです。また、首・肩・背中・股関節の柔軟性も大切なので、ストレッチをしっかり行なってから練習してください。
三点倒立が5秒から10秒程度止まれるようになると、回る練習に早く取り組めますよ。
②コンティの練習をする
三点倒立を安定してできるようになったら、次は手で漕ぐ「コンティ(コンティニュエーション)」の練習を行ないます。
- 三点倒立の状態で足を開脚する
- 体を捻って1/4周分ゆっくり回転する
- 元の三点倒立の状態にする
これを繰り返すことがコンティといい、ヘッドスピンに勢いをつける動作の基礎になります。
慣れてきたら1/3、1/2、1/1と長く回れるようになりましょう。
コツは、上半身と下半身を捻って勢いを付けることです。
③勢いをつけて回る練習をする
コンティのコツをつかんで勢いが付けられるようになったら、最後は手を離してグライド(ヘッドスピン)します。
開脚状態がキープできているか、バランスを手で取らずに体で取れているかが重要なポイント。
手をつかずに2周スピンできるようになれば、ほぼ完成と言って良いでしょう。
ヘッドスピンのポイント
ヘッドスピンのポイントは、1日30分からでも良いのでコツコツ続けることです。何時間もかけてやろうとすると体に負担がかかり、逆に身にならないことも多いです。
焦らずに、少しずつ頭で回る感覚を身につけていきましょう。
ヘッドスピンのギネス世界記録保持する日本人ダンサー
実は日本には、ヘッドスピンのギネス世界記録保持者がいます。それはブレイクダンサー・大野愛地さんです。
ヘッドスピンの難易度はどのくらい?
まずはヘッドスピンについて簡単に解説します。
ヘッドスピンは、頭を地面につけてクルクル回る技で、花形パワームーブの一つです。
三点倒立から手で漕ぎ出す練習までが第1ステージ、そこから手を放しても回っている状態をキープするまでが第2ステージで、難易度はかなり高め。危険な技でもあるので、首の柔軟性と筋トレが欠かせません。
ヘッドスピンの世界記録保持者・大野愛地とは?
危険な大技でもあるヘッドスピン。そんな難易度の高い技で世界記録を作ったのがブレイクダンサーの大野愛地さんです。
大野愛地のプロフィール
- 氏名:大野愛地(おおの・あいち)
- 生年月日:1989年3月7日
- 出身:京都府八幡市
- 職業:ダンサー
- 活動期間:2006年〜
大野愛地さんは2002年に兄の影響でブレイクダンスを始めたそうです。
日本とロサンゼルスに拠点を持ち、日本ではテレビ出演、CM出演、アーティスト・バックダンサー、ミュージカルなどを経験。
また、グラミー賞にノミネートされたアメリカのアーティスト「LMFAO」からオファーを受け、公式メンバーとしても活動しています。これまで全世界5大大陸47カ国200以上の主要都市で、パフォーマンスを披露してきました。
さらに、アメリカン・ベスト・ダンスクルーの勝者とされる「Quest Crew」の公式メンバーとしても活動しており、2016年に全米テレビ芸術・科学アカデミーが年間最優秀の番組や出演者、作曲者などに与えられる「エミー賞」を受賞しました。
大野愛地のヘッドスピンの世界記録とは?
大野愛地さんは、手を使わずにヘッドスピンを1分間で142周し、公式のギネス記録として認定されています。
実はその前からヘッドスピンの世界記録を持っており、始まりは高校3年生のときでした。
インターネットにアップしたヘッドスピン動画を見たドイツのテレビ局から、番組内の企画で「ヘッドスピンのギネスワールドレコードにチャレンジしてほしい」と言われたことがきっかけだったそうです。スイスのブレイクダンサーの62周が世界一でしたが、チャレンジの結果、89周で塗り替えることに成功。
そこから徐々に記録を伸ばしていき、現在の142周まで伸ばしています。
ちなみにヘッドスピンは独学で覚えたそうで、「お手本がなかったことが逆に良かったかもしれない」と話しています。
まとめ
いかがでしたか?
ヘッドスピンは難しい技ですが、諦めずに練習を続けることで必ずできるようになります。今回解説したポイントを参考に、ヘッドスピンをマスターしてみてくださいね!
そして日本には、ヘッドスピンのギネス世界記録を保持するブレイクダンサー・大野愛地さんがいます。
大野愛地さんの華麗なヘッドスピンはYouTubeでも公開されているので、ぜひチェックしてくださいね!
本記事は、初心者限定大阪ダンススクールリアンの池田いくみが執筆致しました。
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