大阪はジャズ文化が盛ん!道頓堀ジャズの歴史を解説
投稿日:2024年9月25日更新日:2024年9月25日
こんにちは!大阪ダンススクールリアンの池田いくみです。
今回はジャズダンス誕生のきっかけとなったジャズにフォーカスしてお話をしたいと思います。
ジャズダンスは、1900年代にアフリカ系アメリカ人がジャズミュージックに合わせて踊っていたことから「ジャズダンス」と名付けられました。
そしてジャズダンスの源流ともいえるジャズミュージック。
このジャズミュージックは、道頓堀ととっても深い縁があるのをご存じでしょうか?
大阪市中央区にある、劇場・飲食店などが立ち並ぶ歓楽街として知られる「道頓堀」。道頓堀とジャズは意外な組み合わせに感じますよね。
道頓堀のジャズの歴史について解説していきます。
<目次>
道頓堀のジャズの歴史
道頓堀のジャズの音色が街に響き始めたきっかけを解説していきます。
道頓堀ジャズの誕生のきっかけ
道頓堀のジャズの歴史は、大正時代にまで遡ります。
1922年に北浜にオープンした老舗の料亭「なだ万」が経営するレストランで、前野港造さんにより演奏されたジャズが始まりと言われています。前野港造さんは、北米航路の船のミュージシャンとして活躍していた日本初のジャズ・サックス奏者として有名です。
当時のジャズは「聴くための音楽」ではなく、「ダンスの伴奏音楽」として定着しており、道頓堀周辺のカフェやダンスホールを中心に演奏されていました。
道頓堀のジャズの転換点
道頓堀のジャズが大きく花開いたのは1923年の関東大震災後。
多くのジャズミュージシャンが大阪へ移住し、道頓堀のダンスホールを中心にジャズが大流行しました。当時の道頓堀には数多くのダンスホールが立ち並び、華やかなムードを醸し出していました。ジャズバンドの演奏に合わせて、人々が踊り楽しむ光景は、まさに活気あふれる街の象徴。
これが「道頓堀ジャズ」の時代の幕開けです。当時、とくに有名だったのは「カフェパウリスタ」という喫茶店。
当時はコーヒーとお酒が楽しめる場所でしたが、次第にダンスホールへと形態が変わっていきます。そして井田一郎さんが率いる「チェリーランド・ダンス・オーケストラ」などが定期的に演奏を行うようになっていきました。
道頓堀ジャズを楽しめるイベントを紹介
道頓堀でジャズを堪能できるイベントを紹介します。
道頓堀ウェストJAZZストリート
商店街がまるごとライブハウスになる「道頓堀ウェストJAZZストリート」。途中で出世地蔵横スペースでの野外ライブも行うなど、ジャズの音色があちこちに響き渡る名物イベントです。
とんぼりリバージャズボート
観光遊覧船で大阪ミナミを道頓堀川から眺めながら、ジャズの生演奏も楽しめるイベントです。
船内にはタンバリンやマラカスなどの楽器もあり、お客さんも一緒に音楽を楽しめるようになっています。
MINAMI JAZZ FESTIVAL
道頓堀遊歩道(とんぼりリバーウォーク一帯)で開催されるMINAMI JAZZ FESTIVAL。
とんぼりリバーウォークを拠点に大阪を中心に活動するジャズバンド(プロ・社会人・学生)が参加しイベントを盛り上げます。
まとめ
道頓堀を訪れるときには、ぜひジャズの音色にも耳を傾けてみてください。歴史と文化が織りなす、特別な体験ができるはずです!
定員数に限りがございますのでお早めに!
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