創作ダンスはいつ始まった?創作ダンスの概要と歴史を解説
投稿日:2024年5月23日更新日:2024年5月23日
こんにちは!大阪ダンススクールリアンの池田いくみです。
2012年から中学校保健体育の一環として男女ともにダンスが必修化され、10年以上が経ちました。ダンスの授業では、「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス(ストリートダンス)」「創作ダンス」3つのダンスから選ぶことになります。
今回は創作ダンスの概要やいつから始まったのか、歴史を解説します。
創作ダンスとは?
創作ダンスとは、自由に好きな曲を選び、自分たちで振り付けを考えながら完成させるダンスのことです。似たような用語に「フリースタイル」が挙げられますが、フリースタイルは曲のジャンルが決められており、即興で踊ることを意味するので、少しニュアンスが異なります。
創作ダンスの歴史
もともとダンス教育そのものは、明治の初期から幼児の行進遊戯・唱歌遊戯として、カリキュラムに組み込まれていました。
学校教育としては1936年に、学校体操教授要目に提示された小学校から女学校までのダンス教育が始まりです。当時のダンスは、教師が考案した振り付けを踊る指導形式だったので、厳密には創作ダンスではなかったそうです。
本格的に創作ダンスが授業で取り入れられるようになったのは、戦後にアメリカ主導で教育改革が行なわれてからでした。当時のダンス教育は、「創作ダンス」と「フォークダンス」の2本立てで、創作ダンスは、生徒個々の自己表現や主体的な創作活動として、「フォークダンス」は伝承されてきた踊りを楽しみ、文化を知ることに重点が置かれていました。
そして平成24年からは、中学校において新学習指導要領に基づき、従来選択科目だった武道とダンスが必修科目となりました。
そのダンスの種目の中に「現代的なリズムのダンス」、いわゆるストリートダンスが含まれるようになりました。
創作ダンスはどんなことをやるの?
創作ダンスの目的は、表現力や想像力など、それぞれの持つ力を育むことです。
形式やルールはなく、テーマに沿って自由に表現することに重きを置いているダンスであるため、正解はありません。
いかに伝えたいことを体を使って表現できるかが重要視されています。
しかし完全にオリジナルでないとダメということではなく、TikTokなどのSNSで流行しているステップを取り入れたり、CMで人気のダンスの動きをまねしてみたりなどしてアイデアを膨らませていくことが多いです。
そこからオリジナルの要素を加えて、創作ダンスを作っていくのが基本の流れです。
まとめ
創作ダンスは意外にも長い歴史があることがわかりました。ゼロから振り付けを考えることは大変ですが、チームでアイデアを出し合って一つの形を作ることは達成感がありますよ。
ちなみにダンススクールに通っているといろんなステップを覚えられるので、創作ダンスにもたくさん活かせます。ダンスに興味がある人は、ぜひ体験レッスンからトライしてみてはいかがでしょうか。
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