ユニバ(USJ)ダンサーになるには?倍率や審査内容を解説
投稿日:2023年7月13日更新日:2024年10月25日
こんにちは!大阪ダンススクールリアンの池田いくみです。
ダンサーにはさまざまな活動の場がありますが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で活躍する「ユニバダンサー」に憧れる人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、ユニバダンサーの仕事内容やオーディションの流れ、倍率、契約内容について詳しく解説します。
<目次>
ユニバのダンサーの仕事
USJでは、アトラクションやショップのスタッフは「クルー」と呼ばれ、ショーやパレードを盛り上げるスタッフは「エンターテイナー」として区別されます。ユニバダンサーは、このエンターテイナーの一員として、ショー、パレード、季節ごとのイベントに出演することが主な業務です。
職種にはダンサーだけでなく、シンガーやアクター、スタントパフォーマーも含まれ、ユニバのショー全体を支える多彩な人材が求められます。
ユニバダンサーになるためのオーディション
ユニバのダンサーになるには、毎年6月から8月頃に行われるオーディションに合格する必要があります。募集要項には次のような条件が定められています。
- 18歳以上で大阪勤務が可能な人
- 日本国籍を有する、もしくは日本国内で就労が認められている人
- 事務所所属者も応募可能(ただし個人契約が可能な場合に限る)
応募から採用までの流れは次のとおりです。
- 専用フォームから必要事項を入力し応募
- 応募書類と履歴書を郵送
- 一次審査:書類選考
- 二次審査:ダンス審査や面接
- 三次審査:最終オーディション
- 合否通知
高い倍率を勝ち抜くためには?
ユニバダンサーのオーディションは、多くの応募者が集まるため倍率が高いことで知られています。
目安としては25%前後と言われていますが、パレードや人気ショーへの配属を希望する場合は厳しい競争になるでしょう。
オーディションで合格するために重要視されるポイントは次のとおりです。
- ダンス歴や出演歴、受賞歴などの実績
- さまざまなジャンルのダンスに対応できる柔軟性
- コミュニケーション能力とサービス精神
身長制限については「低身長は不利になる」という噂もありますが、実際にはあまり重視されず、ダンススキルや表現力が重要とされています。書類選考を通過するためには、自分の強みをしっかりと履歴書でアピールすることが求められます。
オーディションの審査内容
二次審査以降は、ダンスパフォーマンスが審査の中心になります。ここでは、基礎的なダンススキルだけでなく、ショー全体の雰囲気に合った演技力や笑顔の表現も評価されます。
さらに、振り付けの覚えが早いことや、どのような状況でも楽しませようとする姿勢が求められます。ユニバのショーでは、お客様に夢や喜びを届けることが目的であるため、感情を込めたパフォーマンスが重要です。
契約期間と待遇
ユニバダンサーの契約は多くの場合、1年単位で更新されますが、数か月間のスポット契約などもあります。
パフォーマンスの評価が良ければ契約が延長される可能性がありますが、ショーのリニューアルやイベントの入れ替えに伴い、配属が変わることもあります。
給与体系は、月給制や日給制で支払われているようです。経験年数やスキルレベルはもちろん、出演するショーの人気度や規模も影響を与えます。とくに大規模なイベントのシーズン(ハロウィンやクリスマスなど)では、追加のインセンティブが付与されることもあるようです。
また、ダンサーとしてのスキルを磨くため、契約期間中はトレーニングやリハーサルが頻繁に行われ、プロフェッショナルな環境での成長が期待できます。
ユニバダンサーに向いている人とは?
テーマパークダンサーとして成功するためには、以下のような素質が求められます。
多ジャンルのダンスに対応できる柔軟性
USJのショーでは、ジャズ、ヒップホップ、バレエなど、さまざまなスタイルの振り付けが登場します。1つのジャンルに特化しているだけでなく、幅広いスキルを持つことが求められます。
高い自己管理能力
ダンサーは体が資本です。ケガを防ぎ、パフォーマンスを維持するため、規則正しい生活と日々のトレーニングが欠かせません。
協調性とコミュニケーション能力
パフォーマンスはチームで行うため、周囲とのコミュニケーションが重要です。相手を思いやる気持ちと協調性が、良いショーを作り上げるカギとなります。
サービス精神
ユニバのダンサーは、お客様に夢を提供する仕事です。笑顔を絶やさず、観客との心の交流を大切にすることが求められます。
ユニバダンサーの魅力とキャリアパス
ユニバダンサーとして働くことには、多くの魅力があります。
- 世界的に有名なテーマパークでの経験:国内外から訪れる多くの観客の前でパフォーマンスを披露できます。
- プロフェッショナルな環境:高度な技術と経験を持つ同僚たちと切磋琢磨できます
- 多様なショーへの出演機会:さまざまなテーマのショーやイベントに参加し、幅広い経験を積めます
- キャリアアップの可能性:パフォーマンスの質や経験に応じて、主要な役割を担当する機会も増えていきます
- 国際的なネットワーク:世界中のユニバーサル・スタジオとのつながりを持つ可能性があります
ユニバでの経験は、将来のキャリアにも大きな影響を与えます。多くのダンサーが、ユニバでの経験を活かして、テレビや舞台、ミュージカルなど、ほかの分野でも活躍しています。また、振付師やダンス講師としてのキャリアを選択する人もいるなど、可能性は確実に広がるでしょう。
まとめ
ユニバダンサーは、高いダンススキルとサービス精神が求められる魅力的な仕事です。倍率の高いオーディションを勝ち抜くためには、日々の努力と自己管理が欠かせません。契約期間は基本的に1年ごとですが、パフォーマンスの評価次第で更新される可能性もあり、プロとして成長できる環境が整っています。
ダンスを仕事にしたいと考えている方は、ぜひユニバのオーディションに挑戦してみてください!観客を笑顔にする瞬間を、自分のパフォーマンスで作り上げる感動を、きっと味わえるでしょう。
定員数に限りがございますのでお早めに!
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